認定第7号、平成21年度四條畷市下水道事業会計決算の認定について
賛成の立場で討論致します。
下水道事業会計は
損益計算書をみますと
営業収益 13億6,423万5,567円
営業利益 4億1,421万9,471円
経常損失 9,823万9,653円
当年度純利益 1億2,279万2,097円
と黒字決算となっておりますが
前年度繰越利益剰余金はありません。
これは今回の決算から企業会計を導入しているところにあります。
そのため当年度未処分利益剰余金も 1億2,279万2,097円となておりますが、先程の水道事業会計のように通算で利益なのか損失なのかは判断することが出来ないのが残念ですが、ようやくスタートラインに立てたという感じはします。
また、企業会計化で消費税の納税額が平成20年度の3,458万円から平成21年度の1,490万円へと1,968万円、約2,000万円減少しています。
これは地方交付税の影響を受けないものだから市にとっては純粋に2,000万円の余裕が生まれたことになります。
しかも、これは単年度のものではなく毎年毎年のフローで効果があるものなので10年で2億と巨額の効果を生むことは特筆すべきところだと思います。
下水道事業会計の最大の問題点は、退職給与引当金でなく、上水に比べ資産規模がかなり大きいにも関わらず修繕引当金が設定されていないところにあると思います。
せっかく貸借対象表をつくり資産を把握出来るようになったのだから修繕引当金について考えてみるい機会だと思います。
本市が所有する下水道関係資産の大部分は建築後かなりの年数を経過しており老朽化が進行しています。
このままの規模を維持していくためには、今後、改修・改築など多大なコストがかかることが予想されます。
そうなったときに必要な事業費を緊急に用意することは現状の財政状況からみても困難だと思われます。
そうならないようにするためにも今後は修繕を見込んで適正な引当金を設定して頂くことを要望して
認定第7号、平成21年度四條畷市下水道事業会計決算の認定について賛成の討論とさせて頂きます。