2011年9月13日火曜日

平成22年度水道会計決算について


議席7番、渡辺裕です。

認定第6号、平成22年度四條畷市水道事業会計決算の認定について
大きく分けて3点について質問させて頂きます。

1点目は、今回の決算での新規項目として、平成22年10月から
スタートしたお客様センターの料金関係の窓口業務の委託化が挙げられると思います。

☆そこで、この委託化による効果額、およびその具体的効果をお尋ねします。


2点目は、引当金についてです。

☆今回の決算書を見ますと、退職給与引当金は
26,054,321円となっておりますが、本来の必要額はいくらですか。
また、その不足額は今後どのように解消していく予定ですか。

☆同様に修繕引当金は、88,631,269円です。

前期の決算書では82,631,269円でしたので、600万円増額されたことになります。

そこで、この根拠と本来必要な金額をお尋ねします。


3点目は、企業債の取り扱いについてです。

水道事業会計は以前から複式簿記で計算されておりますので
受益と負担を明確にするためには非常に分かりやすい決算書と
なっております。

ざっくり見てみますと、

資産 9,022,221,260円

負債 354,289,176円

ですから、一見すると非常に財務状態は良く感じます。

しかし、実は資本の部に一般的には負債項目である
企業債が、 2,808,086,590円ありますので
第一印象とは違うことが分かると思います。

☆そこで、企業債がなぜ資本の部に計上されているのか、
また、今後も同様の取り扱いをしていくのかをお尋ねします。

以上3点について、答弁よろしくお願い致します。


<2回目>

お客様センターの料金関係の窓口業務に関する効果に
ついてはよく理解出来ました。

せっかく委託にしたのだからこれまでより市民にとって
プラスになるよう努力して頂きたいと思います。

引当金については退職給与引当金は2億8,200万円不足している
ということなのでかなり大きな額だと分かります。

ただ、平成29年度には解消するということなので今後もしっかり見て
いきたいと思います。

☆最後に企業債の取り扱いですが、改正によって負債の部に
振り替えられるということは非常にいいことだと思います。

より分かりやすい決算書になるからです。

負債の部に入ることで、企業債も1年以内のものは流動負債、
1年超のものは、固定負債になると思います。

そうなった場合には、

☆経営健全化基準の

「流動資産-流動負債」

の数値が確実に悪化するので早期健全化団体に陥る可能性が
懸念されますがこの点についてどうなるかをお尋ねします。

最後に、当年度未処分利益剰余金 61,761,412円

と通年でも黒字化出来ていることは分かりますが、答弁頂いた通り
退職給与引当金の不足額が2億8,200万円ありますので、

これを差し引きすると △2億2千万円

の赤字になるので、まだまだ余裕のある経営状態でないことが
分かると思います。

この点については、しっかりと把握したうえで、料金決定等をして
頂きたいと思います。

そのような客観的な判断が将来世代に負担を残さない適正な
財政運営だと思います。

以上、
認定第6号、平成22年度四條畷市水道事業会計決算の認定について
についての質問を終わります。