2008年7月17日木曜日

エース(北大阪予選2008)

二試合目の交野高校のエースも1年生のときから知っている高校生です。




この高校生も朝6時頃には朝練のため駅を通っていきます。



冬の寒い日も日が昇る前の真っ暗ななか毎日練習に行ってました。



初めて見たマウンド上の姿はめちゃめちゃ格好よかった。

2008年7月16日水曜日

4番(北大阪予選2008)

高校野球北大阪予選の応援に行ってきました。




一試合目の四條畷高校の4番はよく知っている高校生です。



遠くからバスで通っているのに朝は早く、夜は遅い大変な

生活だと思います。



そして、去年まではベンチ入りしてなかったのに、一年後

の今年は努力の甲斐もあり4番バッターです。



ホント価値があると思います。

2008年7月7日月曜日

初講義(@同志社大学)

同志社大学政策学部の今川先生の指令で初めて


90分間教壇に立ちました。



寝屋川市議会議員の広瀬慶輔さんと



豊中市議会議員の松岡信道さんと



僕の3人で地方議会についての講義をしました。



400人もの大勢の前で話すのも初めてです。



鋭い質問あり多少うろたえましたが、マイクを

持ってこれだけ多くの学生の前で話すのも結構

気分いいです。



テンション上がります。



勢いあまって、



DJ OZUMA ばりに



「ナーナーナナナ、、、」



と歌いだすような、



そんな空気ではありません(・ω・;)

2008年7月4日金曜日

一般質問2(2008年6月議会)

2点目、土砂採取場跡地を緑化することについて




四條畷と言えば、まず連想されるのは飯盛山ではないでしょうか。



例えば、私の卒業した小学校、中学校、高校の校歌の出だしを引用すると



小学校は、「飯盛山の緑の風が、白い窓辺ににおってくるよ」



中学校は、「飯盛山の朝日影、四條畷の松の色」



高校は、「飯盛の山を仰げと、耳にすがし松のしらべよ」



同様に市の歌である市歌の出だしも、

「飯盛の山を仰いでそのふもと、歴史のまちがいきいきと」



と、どれも最初に飯盛山が出てきます。



つまり、四條畷といえば飯盛山を多くの人はイメージするということだと思います。



先程の市歌で、「緑ゆたかな 四條畷 いま ここに住み」



と歌っているように、私自身も四條畷の良さは緑がゆたかなことだと思います。



私だけでなく四條畷に緑が多いことをいい街だと思う要素に考える人は非常に多いと思います。



しかし、その飯盛山の隣に目を移すと土砂採石場跡地となっており山肌が露出されております。



緑が破壊された跡地が公然と残ってしまっている状況です。



市長も、平成16年6月議会で、



「写真を見せてもらうまでもなく、ほとんど毎日目にしている光景でございます。



特に土砂を取った跡地に関しましては、私も非常に心を痛めております」



と述べております。



私自身も子供の頃からあの部分を見ると悲しい気分になってしまいます。



山というのは1つの山だけで価値があるのではなく、周りの環境との調和で初めて価値が生じて美しく感じるのだと思います。



今のままでは画龍点睛を欠いている状態です。



これは緑を市の象徴にする四條畷にとって大きな損失ではないでしょうか。



そこでお尋ねします。



☆山が削られて山肌が露出されているが、あのようになった経緯を時系列で分かりやすく説明して頂けないでしょうか



☆市がした具体的対策は何かあるでしょうか。



以上について答弁よろしくお願い致します。







(再質問)



私は常日頃、故郷の風景というのは魅力的なものでなければならないと考えています。



なぜなら、多くの人にとって故郷の魅力はその風景を見たり、思い出したりするときに感じるものだからです。



しかし、土砂採取場跡地は高い場所であるため、163号線を大阪方面から走ってきてもかなり遠くからも見えます。学研都市線はもちろん京阪からも見えますし、新幹線からも飛行機からも見えます。



そこで、グーグルアースで確認して見ました。



白い字で書かれた四條畷の條の字の下が土砂採取場部分です。



周りが緑であるため削られている部分がよく分かります。



次に、もっと高度を下げたです。



削られているというより、くり貫かれているような状態だと分かります。



やはりこれを跡地だから仕方ないと放っておくことはあまりにも悲しいと思います。



答弁では本市に権限はなく、指導監督は大阪府だとおっしゃっていましたが、大阪府の話ではやることはやったからあとは市で対応してくれとも聞きました。



いずれにしても、何も考えなければ物事は前に進まないので私なりに色々と考えてまいりました。



そこで私なりに色々と考えてまいりました。





<プラン1>

逆転の発想で遠くからも見えるというメリットを活かして写真1のアメリカの大統領壁画のように壁画を作る。



どこからも見えるのだから宣伝効果もあり、かなりの名所になりうると思います。





<プラン2>

クリスト夫妻の梱包芸術というものがあると高校の美術の先生に聞きました。



調べたところ島を布で覆ったり、橋を布で覆ったり、ドイツの帝国議会議事堂を布で覆ったりする壮大な芸術でした。(写真2)



一時的なプロジェクトではありますが、土砂採取場跡地ごと布で覆ってみる。





<プラン3>

布で覆うことによる付随したアイディアとして、白い布で覆ってそこを映画のスクリーンのようにする。そこで映画を上映したり、サッカー日本代表を市民で応援する。(写真5)





<プラン4>

京都の大文字のように何か文字を浮かび上がらせるようにする。(写真7、8)





<プラン5>

奈良の燈火会のように、毎年1回燈籠を山の斜面に並べて山を彩る。(写真9、10)





<プラン6>

ソーラーパネルを並べて太陽発電を行う。(写真11)





<プラン7>

かなりコストを抑えた方法として、写真4の甲子園の人文字のようにパネル絵を作る。



イメージとしては住道の駅から見えるサンメイツのパネル絵のような感じ。(写真12)





<プラン8>

フリー美術の場所として提供する、巨大滑り台を作る。





次に、より現実的に緑化について考えてきました。



写真13~16が実際に土砂採取場跡地に行って撮ってきた写真です。



一部緑化しているところはありますが、わずかな土部分であり、それ以外は写真でも分かるように岩質なので放っておけば10年たっても20年たっても恐らくあのままだと思います。





<プラン9>

山の上からロープをぶら下げてところどころに土を入れた紙コップを設置してそこからツル科の植物を成長させる。



朝顔だったら夏場に花が咲き名所になりうるし、



ヘチマやゴーヤなら特産物にもなりうる。



とくに繁殖しそうなものとしてはクズがあります。



これは実際平地部分にはよく生えていたし、水分があまりなくてもかなり繁殖するようです。



クズであれば吉野クズに対抗して四條畷クズとしてクズ饅頭なども作れるのではないでしょうか。



このようにツル科のものであればロープを上手く利用すればすぐにでも緑化出来るような気がします。



ロープの変わりにビニールテープなんかを(実際見せる)ピンでとめればかなり予算も抑えることが可能だと思います。





<プラン10>

5月30日にインテックス大阪で開かれた中小企業総合展にビルの側面にでも生える苔というのがあるとニュースで聞いて実際に行ってきました。(写真17~20)



その企業の話を聞くと苔は空中の水分から水をとるので全く雨が降らなくても枯れることはないとのことで、一度苔を据え付けさえすればあとは放っておいても大丈夫とのことです。





<プラン11>

次に財政アドバイザーから信楽に実際岩質から緑化されたところがあると聞き見に行ってきました。



そこには手を入れて緑化した所と未整備のところがあり写真21~24は未整備部分です。



先程の四條畷の土砂採取場跡地同様放っておけばなかなか緑化しないような岩質です。



次にその岩質部分の上にテニスのネットのようなもので多い被せたのが写真25~28です。



同様に写真29~32のように金網で覆っているところもあり金網の下には藁のようなものがひいてありました。



ネットも金網も上から落ちてきた葉っぱがそこにたまって雨に濡れ土の代わりになっていったようで数年後には最後の写真のように見事に緑化されております。



この方式であれば恐らく四條畷の土砂採取場跡地も緑化が可能だと思います。



☆これらの方法について四條畷として出来ることと出来ないこと、出来ないものについては出来ない理由をお答え下さい。







今の答弁ですと、高いとか、広すぎるとか、困難だとか出来ない理由の列挙ばかりだと感じてしまいます。



これに限らず、「出来ない理由」でなく「どうやったら出来るか」を考えるべきだと思います。



なぜなら、「出来ない」という言葉は脳の働きを止めてしまうからです。



つまり、そう言ってしまえばそれ以上考えなくてすみます。



一方、「どうやったら出来るか」と考えることは可能性を広げるし、そもそも前向きで楽しい。



☆そこで、質問の角度を変えてみます。



建設部長も四條畷市民ですよね。



もし、みんなで「どうやったら出来るか」と真剣に考えた結果、あの山が完全に緑化したとします。



その時に、緑になった山を見ながら、



「そういえばあの時議会で最後まで出来ない理由を列挙して抵抗したなぁ」



と今日のことを振り返るのか、もしくは、



「建設部長として、どうやったら出来るかと考え、地権者との交渉を頑張ったからこそ、あそこは緑になったんだ」



と振り返るのか、だったらどちらが楽しいですか。







ですよね。でしたら、是非地権者との交渉を頑張って頂きたいと思います。







次に、恐らく予算がないというのが大きな理由になると思うので、その原資について考えてきました。



次に予算に関してはの瀬戸内緑化基金というものがあります。



この緑化基金の趣旨は



「緑化や自然保護のために活動している団体や個人に、活動資金を助成することが当基金の役割」



とあるように四條畷の土砂採取場跡地も要件に該当するようです。



実際に事務局長に電話で話してみると四條畷の土砂採取場にも来て頂いたらしく、成功事例等を添付して応募用紙を書けば充分適用要件に該当するのではないかとおっしゃっていました。



1年につき上限200万円の助成が可能ということなんで、先程のネットや金網で覆うという方法であれば充分対応可能ではないでしょうか。



危険な上の方の部分を業者に依頼して、下の方の自分達でも出来そうなところは自分達でやってみるというのが予算のことを考えても現実的な方法だと思います。







ここ数ヶ月ずっとこのことを考え、数百人にわたる市民や友人にこの件に関して話してみたら、かっこ悪い、緑にしたい、何とかしてほしいという意見ばかりでした。



最近の市政は不正問題や予算カットばかりで前向きな政策をほとんど出来ていないので、少しは知恵と行動力で前向きなことをしてみてはどうでしょうか。



また、市はこれまで「地域ブランド」ということを真剣に考えてこなかったのではないでしょうか。



地域ブランドはかつてなく重要になっています。それは企業のブランド戦略を考えればわかります。多くの人が「名前」ですべてを判断するようになっているのです。



実際、昨年10月に、高槻市は庁内に「高槻ブランド戦略検討会」を設立していますし、つい先日6月19日のニュースでは芦屋市は落ち着いた街並みのイメージを守ろうと、来年度から市全域を景観方に基づく「景観地区」に指定し、住宅の外壁や屋根の色を制限出来るよう条例改正する方針を決めています。



このように最近では自治体も他の自治体との差別化を図るため地域ブランドというものを意識するようになってきています。



これまでのような横並びだけの発想では市民から評価されないという表れだと思います。



☆四條畷にはこういう発想はないのかお尋ねします。



だったらせめて山だけでも美しくして四條畷ブランドを高めて欲しいと思います。



山を何とかしたいというのは私だけでなく少なくとも何百人、おそらくそれ以上の多くの市民の声だと思います。



四條畷は郊外で、交野市、枚方公園なんかよりも公示価格は高い、学研都市線で四条畷駅から北新地駅まで19分、忍ヶ丘駅から北新地駅まで24分というアクセスの良さも大きな理由だと思います。



緑があって、交通のアクセスも良いと2つも大きな強みを持っています。



やりようによっては箕面市のように四條畷ブランドのようなものを作ることは充分可能だと思います。



四條畷市としては、まず土砂採取場跡地を緑化することで「緑と文化の街」と内外にアピールして、四條畷ブランドを作っていくべきだと思います。



山に関してはここ数ヶ月毎日考えました。しかし、一人で考えるより大勢で考える方が解決策やいいアイディアは出ると思うので議会で提案してみました。



見た目で分かりやすい政策は市民にも分かりやすい、実現すれば市民満足はかなり高いものだと思います。



四條畷を変える、再生するという決意の表れにもなります。



市長も平成16年6月議会で、



「いつも話題にしておるんですけれども、跡をどうするかということが一番大きな問題となると思いますので、これからも色々と考えていきたいと思います」



☆その議会から早4年も経ちましたが市長も何とかしたいというお気持ちに変わりはないかお尋ねします。







市長もこう言っているのですから、どうやったら出来るのかと真剣に考えて頂きたいと思います。



議会対応ばかりに頭を悩ませるのでなく、たまには前向きなことも考える方が楽しいのではないでしょうか。





出来ることをまずする。



出来ないことはなぜ出来ないかとことん考える。



そして、行動する。



単純ではありますが、これが一番大事だと思います。



これに限らず、出来ない理由を考えるより、どうしたら出来るかって考える方がよっぽど楽しいし、そういう考え方が出来れば四條畷はまだまだ良くなると思います。



以上です。

2008年7月3日木曜日

一般質問1(2008年6月議会)


今回は大きく分けて2点について質問させて頂きます。




1点目は、組織を立て直す仕組みづくりについて、



2点目は、土砂採取場跡地の緑化について。





それでは、1点目の組織を立て直す仕組みづくりについて。



「仕組み」というテーマで考えてみました。



今年の4月から社会教育課が新体制になり、およそ3ヶ月が経ちました。



通常業務でも様々な行事でも社会教育課の様子を見ていると以前と比べ大きく変化してきたと思います。



特に、5月11日の体育祭のときは、雨でアリーナでの競技に変更して難しい運営だったと思いますがその中で若い職員を中心にきびきびと動く姿を見て心強く感じました。



また、たくさんの市民からも社会教育課の職員の対応が良くなったという感想を聞きます。



今回の異動は不正問題に起因するものですが、人を変えることで色んな面で効果をもたらすものだと再確認いたしました。



そこで、2点お尋ねします。



☆社会教育課が新体制となって3ヶ月近くなるが、人が変わることで何か新しい問題点を発見することが出来たでしょうか。



☆雨のため初めての経験だったアリーナでの市民体育祭の後に今後に備えて会議をしたり、問題点を書き出したりしたでしょうか。







次に、5月には人権政策推進課で不正問題が起こりました。



5月16日の臨時議会で反省の弁として西端部長は、



「職員の指導と研修、職員一丸となって」と答えております。



しかし、メンタル面だけの改善は一時的な改善で、長期間効果を発揮する改善にはつながらないと思います。



反省は時間とともに忘れてしまうものだからです。



『儲かる仕組みをつくりなさい』という本を参考にしたいと思います。



業務上のトラブルが起きたとき、企業はどのような対策を採るでしょうか。多くは「Aさんが力不足だった」と判断して、担当者を交代させるのではないかと思います。



しかし、実はこれでは問題が解決したことになりません。



問題が発生した根本原因の解明が出来ていないからです。



問題の根本原因の解明が出来ていないと、時間とともに再び同じ問題を発生させる可能性は非常に高いと言えます。



大切なことは「発生したこと」と「発生させた人」とを分けて考えることと、「発生したこと」の根本を改善することです。



どうしてそれは発生したのかを分析し、原因を追究する。それが問題を解決する仕組みとなります。



そこで何点かお尋ねします。



☆5年以上同じ課に在職している職員はどこの課にそれぞれ何人いるでしょうか。



☆平成15年度から平成19年度の5年度において1週間以上の病欠をした職員数はどこの課に何人いたのでしょうか。また人権政策推進課と行政委員会における病欠の職員の比率が高かったようですが、何人中何人休んでいたのでしょうか。



☆社会教育課、人権政策推進課の不正問題に対応して今後の不正防止策として具体的に何をしたでしょうか。









<再質問>

自席より再質問させて頂きます。



社会教育課について、答弁頂いたように今回の反省から情報の共有化は少しずつ推進出来ているようです。



このようにせっかく劇的に変化したのだからもっとその変化を有効に活用すべきだと思います。







『仕組み仕事術』という本を参考にして仕組みというものを考えてみます。



この本には仕事を具体的にチェックリスト等に書き出し、仕組み化することで業務の効率が向上するということが書いてあります。



徹底的に詳しく書き出すことで仕事に迷いがなくなるし、特に気分が乗らないときは思考停止状態でもでそのリストに従ってするだけなので知らず知らずのうちに仕事が進みます。



問題点の書き出しと情報の共有化に関しては社会教育課に限らず全ての課において応用が利くと思います。



☆先程の答弁で社会教育課は共有フォルダを用いて情報の共有化が進められているとのことでしたが、他の課に関しては情報の共有化はどのように行っているのかお尋ねします。







社会教育課、新しいメンバーになって様々な問題点も見えてきているようです。



社会教育課でまずこの徹底した情報の共有化を通じた業務の仕組み化を実践したうえで、それをモデルに全庁的に業務の仕組み化を進めていくべきだと思います。











(再質問)

次に、人権政策推進課に対する答弁について。



5年以上同じ課に在職している人は45人と多いし、病欠は人権政策推進課が5人中3人で60%、行政委員会が5人中2人で40%と極めて高い比率になっております。



ではこの人権政策推進課の不正問題の根本原因をどこに求めるべきでしょうか。



私は2点あると思います。



1点目は、仕組みで仕事をせず、人で仕事をしていたこと。つまり、個人に仕事を貼り付けてしまっていたこと。



2点目は、小部屋だったため村社会が形成されてしまっていたこと。



以上2点が私なりに分析した根本原因だと思います。



逆に言えば、この2点を解決すれば長期に見ても問題の発生を防止することは出来ると思います。



まず1点目、人で仕事をしていたことについて。



人権政策推進課の仕事は対外的な業務が中心ということなのでどうしても「人」に依存する部分が大きくなっていたようです。



しかし、人権政策推進課、社会教育課だけでなくどこの課でも1つの課での仕事が長くなると知らず知らずのうちにその担当者個人の力量に仕事を依存してしまうことになっていくようです。



それと同時に、お金の抜け道のようなことまで見えてくるので、不正を客観的にチェックする機能が大幅に低下してしまいます。



これを解決するには、業務の種類に関わらずやはり定期的な人事異動を行うことと、「人で仕事をせず、仕組みで仕事をすること」だと思います。



仕組みとは誰がやっても同じ成果が出せるシステムのことです。



少数の優秀な職員に依存する経営は、短期的に利益をもたらしますが、非常にもろいものです。



その優秀な職員が辞めたら終わりだからです。



その点、仕組みは一度つくり、そして使い勝手が良くなるように定期的に手直しを続けていけば、恒久的な財産になります。



仕組みに職員を張りつければ、誰でも同じ成果を出せるようになるからです。



その意味で、仕組みは業務の徹底した標準化、マニュアル化という側面を持っています。



これが出来るかどうかが不正防止の最大のポイントであり、それだけでなく今後職員が減って行くときにどうしても必要な生産性の向上にも大きく寄与します。



他市では人事異動があるとここの課では何年とあらかじめ職員に伝えておくとのことです。



すると、担当者は次の人に仕事を引き継ぐことを常に念頭に置いて仕事をしなければならなくなります。



業務の標準化が必要となるので業務マニュアルを嫌が上でも作ることになるでしょう。



定期的な人事異動を重ねれば仕事が複数の職員のフィルターにかかるためマニュアルの精度は自然と高くなります。



同じ職員が同じ仕事を続けていると、仕組みそのものが抱えている問題に疑問を持たなくなってしまいます。問題点を洗い出すには、その業務を体験したことのない職員をつけるのが簡単で確実です」



☆そこで、鶴井課長にお尋ねします。今後の人事異動に関する方針をお聞かせ下さい。







人権政策推進課前課長にしても社会教育課前課長にしても不正をしようと思って市役所に就職したのではないと思います。



問題は彼らが不正を働いたことではなく、彼らの不正を許す仕組みの甘さがあったことが問題なのです。不正をなくすには不正が起きない仕組みをつくることが大切です。







2点目の村社会が形成されてしまったことについて



6月3日の全員協議会においても不正問題の解決策として通報制度の確立ということを加藤理事がおっしゃっていたと思います。



しかし、通報制度自体は問題の根本解決にならないと私は思います。



というのも通報制度というのは恐らく何か不正が発生してからという要素の方が強く、今後は不正が起こらない土壌を作ることの方がより大切だと思うからです。



私も3月議会で



「風通しを良くするためにも東館の2階にある人権政策推進課、産業労働観光課、行政委員会事務局などの小さな部屋に関しては、壁を取り払ったりすることが必要だと思います」



と発言しております。



これを受けて、東館1階の自治振興課の前の会議室をなくして、人権政策推進課等を移してくるものだと思っております。



これらに関しては、『壁を壊す』という本を参照させて頂きます。



会社には、無数の見えない壁がある。部門ごとの縦割りの組織の壁、現場と管理職、社員と役員を分ける上下の階層の壁、会社の外部に対して情報を見られまいとする会社の壁、人間関係や個人的な利害関係に由来する人の心の壁、そしてこれらが複合的に絡み合って醸成される風土、文化の壁などである。



こうした壁は、どの会社にも共通して存在するものであろうが、いずれも簡単には崩せない。中でも、これらの見えない壁をさらに厚く高く補強しているのが、物理的な壁の存在である。



なぜ、物理的な壁を壊し続けたのか。それはひとえに社内に長年蓄積された非効率と、閉鎖的とも内向きともいえる本社の古い風土、文化とを徹底的に破壊しようと考えたからである。



二度と不正が起こらないようにするには、市長や副市長の給与を減らすこととは全く別次元のところにあると思います。



四條畷の庁内にもまだまだ無数の壁があります。



東館2階の小部屋、人事課の小部屋、秘書課の小部屋、市長室、副市長室、本館入り口入ってすぐ右手の税務課のパーテーション、左手の生活環境課のパーテーション、東館2階の教育総務課と学校教育課の間にある大きなロッカーなどです。



これらの壁を取り払えばあらゆる意味の壁を取り払うことになり、村社会が出来る要素などなくなるはずです。



これを一日も早くすることが今回の一連の不正問題に対応してまずやるべきことだと思います。



そこで鶴井課長にお尋ねします。



☆人事課も壁を壊すだけでなく、フリーアドレス制を導入してみてはどうでしょうか。



人事の仕事こそ小部屋でデスクワーク中心の仕事をするだけでなく、それぞれの職員がどのように仕事をして、どのような問題点、非効率を抱えているのかを把握することの方が重要だと思います。



人事の仕事は、ある意味情報産業です。



人に関する情報とともに、具体的仕事に関する情報も、正確かつ迅速に把握しておく必要があります。



的確な情報に基づき、より的確な人事を行えるようになれば、不正の防止だけでなく組織の活性化を図ることも出来ます。



☆同様に、市長が本館にいるのだから東館2階の小部屋だけでなく、副市長室もなくしてしまって、副市長は東館で仕事をしてみてはどうでしょうか。この方が給与を減額するより余程意味がある行為だと思います。副市長どうでしょうか。







お話からすると、だいぶ副市長室に愛着があるようです。



しかし、各部門との調整も必要とお答えになっているので前向きに考えて頂きたいと思います。



定期的な人事異動を通じた仕事の仕組み化と庁内のあらゆる壁を壊すことが私の思う今後の最大の不正防止策です。



是非取り入れて欲しいと思います。

2008年7月1日火曜日

6月議会終わりました(2008)

無事6月議会終わりました。




近いうちに一般質問アップします。