2012年1月15日日曜日

清瀧とんど

ダルマを焼かせて頂きました。

2012年1月9日月曜日

成人式

ゲストの芸人は天竺鼠

消防出初式

2012年1月4日水曜日

交礼会

今年も始まりました。
よろしくお願いします!

一般質問(2011年12月議会)





ダンスフェスティバルについて

本年1123日に市民総合センターでダンスフェスティバルが開催されました。小さな子供達やその若い保護者が多数集まり活気のあるイベントでした。そこで、現在このダンスフェスティバルはどこの団体がどのように運営をし、集客を行なっているのかをお尋ねします。



教育委員の学校区担当制について

現在より教育委員の数を増員し、それぞれの教育委員には例えば各小学校を担当してもらえば本市が目指しているきめ細やかな教育の実現につながると思います。そこで教育委員を増員することは法的に可能でしょうか。また、各小学校に配置するとすればどれくらいの予算が必要なのかをお尋ねします。



小中一貫教育について

本年1025日に常任委員会で大分市にある賀来小中学校について視察をしてきました。この小中学校では学力向上だけでなく様々な面において効果を発揮していました。そこで、教育の街を目指す本市では小中一貫教育についてはどのように考えているのかお尋ねします。



1、          ダンスフェスティバルについて

1点目のダンスフェスティバルについてはなぜ注目したかというと、前段でもお話しした通り小さな子供たちや若い保護者の方が多数集まるという珍しい行事だったからです。

私も一年を通してたくさんの行事に参加させて頂きますが、いつも感じるのは若い世代の方の参加が少ないことです。自分自身も今の仕事をさせて頂くまでは成人式を除き市の行事に参加したということはほぼなかったと思います。

よくよく考えてみると若い人が積極的に参加したいと思う行事が少ないのだと思います。

そんなことを考えているときに、橿原神宮のダンスフェスティバルのことを噂で聞き、本年108日に早速見に行きました。

毎年10月に行われる橿原夢の森フェスティバルのなかにダンスコンテストがあり、ダンスフェスティバルだけでなく、プロレスや若い人が楽しめるようなたくさんのイベントと一緒に開催されておりました。

来客数も想像を上回る多さで、橿原神宮の駐車場も周辺の道路も車でいっぱいでした。

その中でもダンスフェスティバルの人気はすごくてステージの周りには人だかりで、ステージの裏のあたりでは出番待ちの子供たちが真剣に練習をしていました。

なかには4歳くらいの小さな子供がプロのようなレベルで踊っていて衝撃でした。

何より、今まで知らなかったのですが、若い世代の特に女の子たちは踊るのが好きだということです。私なんかは盆踊りでも最初は恥ずかしかったですが、子供たちはダンスは練習すれば上手くなるということを分かっているから熱心に練習するのだと思います。

実際、四條畷市にもダンススクールがありますし、街角の鏡の代わりになるようなところでは子供たちがよくダンスの練習をしている姿を見かけます。

また夏には四條畷市内の各地で盆踊りがあります。この盆踊りでも女性を中心に多くの方が踊りを楽しんでおります。

そう思うと、ダンスや盆踊りというのは非常に人気があり上手くこの人気を市の活性化につなげることが出来ないかなと思っております。

基本答弁で、ダンスフェスティバルについては実行委員会形式で行なっているとのことでした。

☆チラシを見ると市と教育委員会が後援ということになっていますが、具体的にはどういう後援を行なっていますか。

☆そこで、せっかくの実行委員会形式だから上手く市も関わってもっと多くの人に集まってもらえるイベントに育てて欲しいと思いますがいかがでしょうか。

四條畷市のダンスフェスティバルは凄いということになれば相乗効果でより人が集まると思うからです。

この後にもお話ししますが、市が常々言っている教育の街を目指すということは、若い世代の方に住んでもらおうという意思表示だと私は思っております。

日本は高齢化し成熟国家になっています。統計によると、生産年齢人口と言われている15歳から64歳の人口は、2010年では約65%、2050年には約50%になると言われています。

だから、四條畷市でもただ単に人口を増やそうというのではなく、出来る限り若い世代、つまり働き盛りの世代に評価される街づくりをしていく必要があると私は思っております。理念をもとに政策に落とし込んでいくというのはこういうことだと思います。

☆市は人口を増やそうという計画があると思いますが、具体的にはどれくらいを目指しているかをお尋ねします。また、ただ単に人口を増やそうというのではなく、どのような方、どのような世代に増えてほしいという計画はありますか。

人口増を目指してはいるが、微減になりそうとのことでした。

ただ単に人口を増やそうというのは実は全体が見えていない可能性があります。

何のために人口を増やしたいのか、どのような世代を増やしたいのかということを明確にしておかないと、人口は増えたけれど財政が悪くなったとか、教育水準が低下したということだって充分に考えられます。

☆ここらへんの考え方について、最近は個室で四條畷の未来について熟考されている総括理事はどのようにお考えですか。

分かりました。総括理事も同じ考えのようですので、その流れで若い世代の方に評価されるためにも教育を充実させていく必要があると思いますので次の項目に行きます。



2、          教育委員の学校区担当制について

教育委員の増員については法的には可能ということでした。また11月には四條畷市学校規模適正化基本方針が示され小学校の統廃合が検討されています。

もし統合されれば小学校の数は6校になります。そのタイミングで教育委員の方が各小学校を担当して頂ければ現状から2人増加で対応可能です。

また、現在の数のままでも各中学校を担当して頂ければ、それぞれの方に4つある中学校とその校区にある小学校をどれかをそれぞれ担当してもらい、そこの中学校にはどこに問題があり、どのように改善をしていけばいいのか等の意見を頂ければいいのではないかと思います。

☆机上で議論するのではなく、現場に入っていくことが重要だと思いますが羽森部長いかがですか。

今回の議会でもお話しましたが指導主事はデスクワークが多くて現場に行く回数が減ってしまっているようです。そういう意味でも教育委員の方が担当の学校に行くことはいいのではないかと思います。マネジメントの考えでも、どこかを担当した方が責任感が出てくると思います。

1021日に、他市の議員と福岡県春日市のコミュニティスクールを見学して来ました。そではより地域の小学校という位置づけを明確にしそれをもとに保護者や地域の方がその学校の課題を話し合うというものでした。

春日市の春日小学校では学校の教育目標を「地域の文化と伝統を愛し、意欲にあふれ、チャレンジし続ける子供の育生」としコミュニティ・スクールを推進しています。

「○地域に開かれ、地域が支える学校づくりとしてのコミュニティ・スクールの充実、○学校運営協議会と実働組織を連動させた行動プランづくりと協働実現、○学校・家庭・地域の共育意識を高める学校評価システムの確立と公表、○学校の説明責任を果たし、改善に生かす情報公開の場の設定」

学校運営協議会は、家庭代表・地域代表・学識経験者により構成され、教育目標を共有化しているのが大きな特徴です。

視察に行ったときも学校運営協議会をしており、保護者だけでなく、地域の代表の方や学識経験者も参加されており、まさに地域の中の小学校と感じました。

でも、いきなり四條畷市でもこれをするとなるといきなりは大変なので、まずは教育委員の方が各学校に入って頂きそこで、議論を重ね支援の輪を広げていくのがいいのではないかと私は思っております。

☆そこで、羽森部長にお尋ねしますが、地域コミュニティについての考え方と四條畷市でも応用出来る点はどこら辺にあるかをお尋ねします。

ちなみに、春日市の市民意識調査ではコミュニティスクール実施前には「学校教育による子供の健全育成」という項目は8位でしたが、実施後にとったアンケートでは3位まで上昇しています。(資料)

市民の方の満足が高まっていることが客観的に分かるデータだと思います。


先日大学院の先生とお話をして、教育についての議論をしましたが、そこで非常に興味深かったのが、地域のつながりが強いと学力が向上するということが分かっているとのことでした。

また、地域のつながりが強いと犯罪も減少するし、モンスターペアレントも減るとのことです。

地域のつながりが強いことで心の安定につながり、それが学力の向上につながるとのことでした。

☆そういう意味で、教育委員の学校担当制をきっかけにコミュニティスクールのような学校の運営の仕方も検討の余地があると思いますが教育長いかがでしょうか。


市でもいきなりコミュニティスクールというと敷居が高いので、まずは教育委員の方に学校現場に入ってもらい課題を一緒になって考えて頂ければこれまでと違った教育が出来ると思います。



3、          小中一貫教育について

大分市賀来小中学校の視察はこれまでの視察の中でも特に興味深い視察でした。

平成194月、賀来小学校と賀来中学校は、大分市初の小中一貫教育校「賀来小中学校」として開校しました。校長1名・教頭2名体制で、教職員全員が小学校、中学校それぞれの兼務発令を受け、賀来小中学校の職員として教育活動に取り組んでいます。また義務教育9年間を前期4年・中期3年・後期2年に区切り、一貫した独自のカリキュラムを編成し、賀来幼稚園との幼少連携も積極的に実践しています。

これがパンフレットで、すこし小さくて見にくいかも知れませんが、こちらが東校舎で1年生から4年生が学び、こちらが西校舎で59年生が学んでいます。

☆視察に行った8人の議員はよく分かっていると思いますが、それ以外の方はこの併設型と連携型の違いが分かりにくいと思いますので、羽森部長その違いを教えて頂けませんか。


<資料>期待出来る効果
小学校では、指導したことがその後どのようにつながるのかを知る。
中学校では、小学校のどこの部分に戻れば良いかが見える。小学校で学習したことを積み重ねる。
小中学校の教師が共通理解のもと、発達段階に応じた指導が出来る。

<資料>中学進学に際しての不安
グラフを見て頂ければ分かると思いますが、勉強に対する不安は半減し、上級生や先生、部活に対する不安は激減しております。
併設型小中一貫教育校の特徴だと思います。

<資料>学力調査等の結果
偏差値平均が全国の50を上回った教科数を見て頂くと、平成18年度は7/1838%)だったのが、平成21年度で19/2286%)、平成22年度で14/1687%)と飛躍的に向上していることが分かります。
これも先程の不安と関連して、安心して勉強に取り組むことが出来るなどの効果からだと思います。

<資料>心豊かに育っているか

<資料>異学年交流は心育てに有効か

賀来小中学校ではただ単に小学校と中学校が並列されているのではなく、完全に一つのものとして成り立っているところが最大の特徴だと思います。

これの良さは、子供たちが色んな学年から学ぶことが出来ることだと思います。例えば小学1年生の子にとっては、中学3年の生徒は8学年も上なので体格も考え方も全く違うと思います。

だからこそお互いに学べることも多いのです。

賀来小中学校では体育祭ももちろん9学年が一体となってするので地域をあげてのお祭りになるようです。

四條畷市でも小学校の運動会は大変盛り上がりますが、これに中学の学年の3学年が更に加われば、より盛り上がると思います。

また、副次的なメリットとして不動産価格の値上がりなどがあるようです。ちなみに賀来小中学校はその校区プラス校区に隣接している校区からも入学可能です。この学校選択制については後であらためて触れます。

☆先日、教育委員会から『学力向上3ヶ年計画』を頂きました。このエッセンスについて教えて頂けませんか。

お答え頂いた「学力向上のために重要な4つの要素」として、
・小中学校一貫教育
・教師の指導力向上
・子供の意欲、関心
・家庭、地域との関わり

これは確かにもっともですが、よくよく考えると昔から言われていることをあらためて文字にしただけのようにも感じます。

唯一新しい項目として小中学校一貫教育がありますが、この小中学校一貫教育は連携型のことを言っているのだと思います。

今まで通りのことをしていたら学力は近似値でしか変化はないと思います。

☆今までと違うことをして初めてこれまでとは違う結果が出る可能性が出てくると思いますがいかがでしょうか。

市の行政にしても、教育にしてもまずは理念があるべだと議会の初日にもお話をさせて頂きました。

そして、その理念に従って政策を策定する、つまり理念を政策に落とし込んでいく作業が必要になってくるのだと思います。

☆そこで、教育長は市の小中学校教育についてどのような理念をお持ちでしょうか。


分かりました。

例えば、アメリカの国家理念は「自由」、フランスの国家理念は「自由・平等・友愛」だからアメリカとフランスでは政策が違ってくるわけです。

アメリカは自由が最大のテーマだから経済も過度に自由化してしまい大きな格差が出てしまったとしても一定許されてしまいます。

一方、フランスは自由だけでなく、平等や友愛があるから格差が出てしまうとおいおいそれは違うだろうということになるのだと思います。

これはすなわち国家理念があって政策があるということを客観的に示した例だと思います。全体があってはじめて部分があるのです。

だから教育についても理念が大事なんだと思います。

決算特別委員会でも学校別に全国学力テストの結果を発表すべきか否かという議論があったと思います。

ただ、議論をしたり、結論を出す前にもう一度考えて置かなければならない問題もあるのではないかと私は思っております。

学力テストの結果が純粋に学校が努力をしたかしなかったのかという基準だけで出るのであれば積極的に開示すべきだと思います。

しかし、恐らく各学校現場ではそれぞれに最大限の努力をしての結果だという事実もあると思います。

やはり学力はただ単に学校がどれだけ努力したのかだけでなく、地域差であったり家庭の状況がどうしても反映されてしまうのでそこをどう考えるかを整理しておかなけらばならないと私は思っております。

もしそうでなければ何の改善策も提示出来ないまま学力テストの結果を発表してしまえば、地域や家庭が自信をなくしてしまうだけの結果となってしまうからです。

そこで私自身はまずは、前述の教育委員会を学校別に配置すると言ったのもそのひとつですし、併設型の小中学校一貫教育についてもそのひとつで、各学校に特色を持たせようということです。

例えば学力を重視した学校、地域を重視した学校、技術を身につけることを重視した学校のようなそれぞれの特色をつけておくべきだと思います。

特色をつけた上で生徒や保護者にどこの学校に行きたいか選択してもらうべきだと思います。

そうして、数年したときにもし学力を重視した学校に生徒が集まるのであれば、そういう学校を増やすべきだし、情緒を重視した学校に生徒が集まるのであればそういう学校を増やすべきだと思います。

ただ我々の考えで決めてしまうのではなく、生徒や保護者に選んでもらうというのが正しい民主主義のあり方だと思います。

☆併設型の小中学校一貫教育校を考えるなら学校選択制も考えに入れておく必要があると思いますがいかがでしょうか。


先程、部分と全体の話をしましたが、これについても同じだと思います。

全国学力テストの結果を発表すること自体は反対していませんが、それはあくまでも部分の戦略でしかないと思っています。

もし発表するのであればまずは全体を描いておかなければならないと思っています。

それと同時に選択肢を用意しておかなければならないと思います。

また、小中学校一貫教育とも深く関わる小学校の統廃合問題については、昨日教育長が「人の輪をより多く形成していくことが重要」とお話していたことに賛成します。

多くの同級生を持つことは重要だと思います。

私自身は頂いた資料の学校規模適正化基本方針にも書かれている小学校の児童数がピーク時の昭和55年に小学校に入学しております。

6の時が4クラス、中学が7クラス、高校は14クラスで、しかも、1クラス45人くらいいました。

大学のゼミの麻生先生という方は「授業は休んでも、ゼミの飲み会には休むな」と常々おっしゃっていました。

人は他人を鏡としてのみ自分の姿を見ることが出来ます。多様な個性をたくさん知ることが自分をより正確に知ることにつながるのだと思います。

小中学校一貫教育も9学年が交われば、色んな学年の色んな人を知ることが出来ます。

だからこそ、1年から9年まで幅広い仲間と接することが出来る併設型の小中学校一貫教育校の設置を要望し、また、私自身の大きなテーマのひとつといくことを確認したうえで今回の一般質問を終わります。