早朝から夕方にかけてしたボランティアは溝にたまった土、実際にはヘドロの
をかき出す作業でした。
津波の影響で東松島市内の溝はほとんど詰まってしまっている状況です。
そこで、東松島市災害ボランティアセンターが全国から集まるボランティアの方に
手分けして土を除去しています。
溝の上に被せてある蓋を一度外して、土を除去し、また蓋を閉めるという単純な
作業ですが、炎天下の中でしたのでかなり根気が必要です。
ニュースによると、ヘドロの量はガレキの量よりも多いとの
ことだったので部分的には多少力になれたかもしれませんが、
全体としてはまだまだ作業が必要なのだと思います。
また、これらのヘドロを詰めた袋や、大量のガレキ、広場に集められてある
乗れなくなった車、これらを今後どのように処分するかは非常に大きな
問題です。
また、田んぼや畑も津波の影響で塩まみれになっているため
作物が育たない状況になっています。
解決するには土を入れ替えるしかないと思いますが面積も広いので
なかなか難しい問題だと思います。
全体としては震災後4ヵ月経っていたということもあり少しずつではありますが、
復興への道を歩んでいるのではないかと感じました。
一緒にボランティアをした福島の方は
「福島では放射能の関係でガレキやヘドロの処分もほとんど出来て
いない」
と話しておりました。
福島の復興は他の県の何倍もの時間がかかるのだと思います。
こういうことから考えてもこれまでの電力政策や環境問題については
一度リセットして、安全という基本的なことを考え直さなければならない
と思います。